クロスバイクは、多くの人々に愛されるスポーツ自転車のエントリーモデルとして、その人気を誇る自転車カテゴリーです。ロードバイクのスピード性能とマウンテンバイクの快適性を絶妙に融合させた万能な一台で、通勤通学からフィットネス、週末のサイクリングまで幅広いシーンで活躍します。
街中の快適な乗り心地と滑らかな舗装路での走行性能を追求したクロスバイクは、日常の移動手段としても、健康増進を目指すフィットネスギアとしても最適です。
この記事では、クロスバイクの基本的な特徴や選び方について詳しく解説し、初心者の方にぜひ知っていただきたいおすすめのモデル12選をご紹介します。あなたのライフスタイルを豊かにする一台を見つけましょう。

目次
- クロスバイク(シティサイクルとの違い)とは
- クロスバイクの主な特徴
- クロスバイクとロードバイクの違い
- クロスバイクの選び方
- 初心者がクロスバイクを選ぶメリット
- おすすめクロスバイク10選
- 購入時の注意点
- メンテナンスのポイント
- まとめ
クロスバイクとは(シティサイクルとの違い)

クロスバイクとシティサイクル(ママチャリ)の最大の違いは、走行性能と快適性です。クロスバイクは、スピードを出しやすく、長距離走行でも疲れにくい設計になっています。
一方、シティサイクルは、近距離の移動や買い物に適しており、ゆったりとした乗り心地が特徴です。
またクロスバイクは、ロードバイクとマウンテンバイクの特性を併せ持つ万能な自転車です。
通勤・通学から週末のサイクリングまで、多様なシーンで活躍します。
比較的軽量なフレームとフラットハンドルによる操作性の良さが特徴で、初心者から経験者まで幅広い層に人気があります。
クロスバイクの主な特徴

- スポーツ自転車の中では手頃な値段で購入
- 軽量な車体で快適な走行
- スポーツ走行から日常使いまで対応
- カスタマイズ性の高さ
- 適度な運動強度で健康維持に最適
- 長距離走行も可能な設計
- ファッションとも合わせやすい
スポーツ自転車初心者にクロスバイクがおすすめな理由

クロスバイクの最大の特徴は、その汎用性と快適性です。以下に、クロスバイクの特徴と利点が人気を集める理由を詳しく説明します。
手頃な価格
初心者にとって、クロスバイクはロードバイクやマウンテンバイクに比べて手頃な価格で手に入れやすいのが魅力的です。初心者が始めやすいスポーツとして、または日常の移動手段として最適です。
カゴなどのアクセサリーが豊富
クロスバイクの大きな魅力は、豊富なアクセサリーによるカスタマイズ性です。初心者の方は、まず基本的な装備(ライト、キャリア、フェンダー)から始め、使用頻度や目的に応じて徐々にアップグレードすることをお勧めします。特に通勤や買い物での使用を考えている方は、耐久性の高いアクセサリーを選ぶことで、長期的なコスト削減につながります。
ファッションとも合わせやすい
クロスバイクは、単なる移動手段ではなく、ライフスタイルを彩るファッションアイテムとしても注目されています。特に都市部では、おしゃれなカフェやショップに立ち寄る際も、自転車そのものがコーディネートの一部として機能します。常の移動手段としてだけでなく、ファッションアイテムとしてもクロスバイクを取り入れることで、ライフスタイル全体に一貫したスタイリッシュさをプラスできます。 初心者の方は、まず自分の主な使用シーンを想定し、それに合わせたスタイリングを考えることをおすすめします。
多用途性
クロスバイクは、舗装された道路や未舗装のトレイル、通勤やフィットネスなど、さまざまなシーンで活躍します。軽量なフレームとスリックタイヤを備えているため、スピードを求めるロードバイクの特性を持ちながらも、マウンテンバイクのように多少の悪路にも対応できます。
クロスバイクとロードバイクの違い
項目 | クロスバイク | ロードバイク |
---|---|---|
ハンドル形状 | フラットハンドル | ドロップハンドル |
乗車姿勢 | アップライト(直立) | 前傾姿勢 |
タイヤ幅 | 28-32c(太め)以上 | 23-28c(細め) |
用途 | 通勤・通学、フィットネス、レジャー | レース、長距離ライド、スピード重視 |
重量 | 約10-12kg | 約7-9kg |
価格帯(エントリーモデル) | 6-10万円 | 15-30万円 |
走行性 | 安定性重視、オールラウンド | スピード重視、舗装路向け |
快適性 | 高め(長時間乗車向き) | やや低め(短時間高強度向き) |
カスタマイズ性 | 高い(アクセサリー豊富) | 比較的高い(軽量化重視) |
クロスバイクの選び方|初心者向け完全ガイド

クロスバイクを選ぶ際には、いくつかの重要なポイントがあります。それぞれの項目について詳しく見ていきましょう。
1. 目的の明確化
- 通勤・通学: 毎日の移動手段として使用する場合、快適性と耐久性が重視されます。泥除けやキャリアが取り付けられるモデルがおすすめです。
- フィットネス: 運動不足解消や健康維持を目的とする場合は、軽量で走行性能の高いモデルが適しています。タイヤのグリップ力やフレームの剛性も考慮しましょう。
- 長距離サイクリング: 長時間のライドを楽しむ場合は、快適な乗車姿勢とサドルのクッション性、そして軽量なフレームが重要です。荷物を積むためのキャリアもあると便利です。
2.デザイン
クロスバイクは、ライフスタイルに溶け込むファッションアイテムとしても選ばれています。
- カラー: 自身のファッションや使用シーンに合わせやすい色を選びましょう。黒や白などのベーシックカラーはどんなシーンにも合います。
- フレーム形状: スポーティーなデザインから、クラシックなデザインまで様々。見た目の好みも大事な選定基準です。
- ロゴやブランド: ブランドのロゴが目立つものや控えめなものなど、デザインの一部として考慮しましょう。
3.予算の設定
予算設定は、自転車選びの基本です。
- エントリーモデル: 6-10万円程度。初めての購入に最適で、基本的な機能を備えたモデルが多いです。
- ミドルレンジ: 10-15万円程度。快適性や耐久性が向上し、少しグレードの高いコンポーネントが装備されています。
- ハイエンドモデル: 15万円以上。軽量素材や高性能コンポーネントを使用し、よりスポーツ性を追求したモデルです。
4.フレームサイズ
適切なフレームサイズの選定は、快適な乗車を左右します。
- 身長に合わせたサイズ選び: メーカーによってサイズ表記が異なるため、試乗して実際のサイズ感を確認することが重要です。
- ジオメトリーの確認: サドルとハンドルまでの距離、スタンドオーバーハイト(跨ぎやすさ)など、体格に合ったものを選びましょう。
5.フレーム素材
フレーム素材は、バイクの重量や乗り心地に大きな影響を与えます。
- アルミ: 軽量で剛性が高く、価格も比較的手頃です。初心者におすすめの素材です。
- カーボン: 非常に軽く振動吸収性に優れていますが、価格が高くなります。
- クロモリ(鉄): 柔らかい乗り心地で耐久性も高く、クラシックなデザインが特徴です。
初心者がクロスバイクを選ぶメリット

1.乗りやすさ
クロスバイクは、扱いやすいフラットハンドルとやや上体を起こした乗車ポジションを採用しており、初心者でも安心して乗ることができます。この設計により、視界の確保がしやすく、交通状況を的確に把握しながら走行できるため、初めてのサイクリングでも不安を感じにくいです。
2.高い安定性
クロスバイクには、ロードバイクとは異なり、初めから太めのタイヤが装着されています。このため、安定した走行が可能であり、多少の悪路でも快適に乗りこなせます。特に、都市部のさまざまな路面状況にも対応できるため、通勤や日常の移動手段としても優れています。
3.手の届く価格帯
エントリーモデルは6-10万円程度から購入可能で、初めての自転車投資としても手が出しやすい価格設定です。この価格帯は、初心者が自転車に興味を持ち始めた際の試し乗りや、趣味として本格的に始める際の初期投資として理想的です。また、価格に対してのパフォーマンスが高く、コストパフォーマンスの良さも魅力です。
4.多機能性
クロスバイクは、通勤・通学、フィットネス、週末のサイクリングまで、多用途に使用できる汎用性の高さが特徴です。この多機能性により、ライフスタイルに合わせた使い方ができ、飽きることなく長く楽しむことができます。
初心者におすすめなクロスバイク10選
※※掲載時の価格は変動する場合がありますので、必ず購入先の専門サイトで最新の価格をご確認ください。
エントリーモデル(6-10万円帯)
- モデル名:GIOS LIEBE/ジオス リーベ
- 価格:56,100円(税込)
- 特徴:フレームは軽量アルミ素材を使用しており、耐久性と軽量性を兼ね備えています。 400サイズは、小柄なライダーに適しており、適切なフィッティングが可能。
- モデル名:GIOS ESOLA (イソラ)ブラウン/ジオス イソラ
- 価格:56,100円(税込)
- 特徴:GIOS ESOLAは、SHIMANO CLARISコンポーネントを採用した信頼性の高いクロスバイクです。初心者からベテランまで幅広いユーザーに対応可能な万能モデルとして、特に通勤通学やスポーツサイクリングでの使用におすすめ。
モデル名:CANNONDALE QUICK LTD /キャノンデール クイック リミテッド
価格:58,520円(税込)
特徴:「LTD(リミテッド)」モデルは、街乗りに適したパーツ構成でリーズナブルな価格設定を実現した一台。キックスタンドが標準装備されるなど、初期投資を抑えることができるので最初の一台をお探しの方にオススメ!
- モデル名:GIANT ESCAPE R3/ジャイアントエスケープR3
- 価格:69,300円(税込)
- 特徴: 信頼性の高い定番モデル
- 軽量アルミフレーム採用
- メンテナンスが容易
- おすすめ用途:通勤・通学向け
- モデル名:MARIN KENTFIELD-1/マリン ケントフィールド 1 グロスグリーン / ブラック / グリーン
- 価格:71,500円(税込)
- 特徴: クロスバイクの高い走行性能にストリートテイストを取り入れたトレンド感満載のモデル。 BMXタイプのフロントフォークを配したオールドスクールな風貌が個性を際立たせ、通勤から自転車道のクルージングまで効率的なライディングを叶える実用的なスペックを搭載。クッション性のあるやや太めのタイヤが抜群の乗り心地と安定感を提供。
- モデル名:TREK FX1 DISC レイジレッド/トレックFX1 DISC
- 価格:74,690円(税込)
- 特徴: バランスの取れた操作性
- アメリカ3大ブランドの1つ
- 快適な乗車ポジション
- おすすめ用途:日常使いから遠距離のサイクリングまで活躍する1台。
- モデル名:BIANCHI C SPORT1 /ビアンキ C スポーツ1
- 価格:76,780円(税込)
- 特徴: 「最適化したフレーム形状」「気軽な乗車姿勢と安定したハンドリング」「平坦路から登りもこなすギアを搭載」で、様々な用途や環境に対応するクロスバイク。
- モデル名:MERIDA CROSSWAY 100-R/メリダ クロスウェイ
- 価格:66,000円(税込)
- 特徴:スポーティなデザイン
- 安定した走行性能
- おすすめ用途:小柄な方でも乗りやすいフレーム形状
- モデル名:CANNONDALE QUICK 3 /キャノンデールクイック3
- 価格:99,900円(税込)
- 特徴:このスピーディーなクロスバイクはワークアウトや気分転換、街を走るのに最適です。
ミドルレンジモデル(10-15万円帯)
- モデル名:FUJI TALAWAH/フジ タラワ
- 価格:115,500円(税込)
- 特徴:デイリーユースからアドベンチャー走行まで幅広く対応するSUB(Sports Utility Bike)の「タラワ」。クロモリフレーム特有のしなりに加え1×10ドライブトレイン、650Bホイールに27.5×1.75の太めのタイヤを標準装備することで街乗りはもちろん多少の悪路を厭わない走破性が魅力の1台。
- モデル名:FUJI TALAWAH QUES/フジ タラワ キューズ P.G.F
- 価格:117,700円(税込)
- 特徴:デイリーユースからアドベンチャー走行まで幅広く対応しSUB(Sports Utility Bike)とも言える「タラワ」。クロモリフレーム特有のしなりとタイヤのエアボリュームで、街乗りはもちろん多少の悪路を厭わず頼もしい走りを楽しめる1台。
- モデル名:TREK FX 3 SHIMANO CUES 10sp(トレック)
- 価格:125,001円(税込)
- 特徴:FX3は、性能、快適さ、利便性を追求した、万能なクロスバイク。軽いアルミフレーム、カーボンフォーク、1xドライブトレイン、どんな天候でも確実に停まれるパワフルなディスクブレーキを採用する。通勤・通学を颯爽と行うことができ、舗装路や砂利道でのフィットネスライドにぴったりの相棒となる。
購入時の注意点
- フレームサイズの選択:適切なサイズ選びが快適な乗り心地の決め手となります。身長に合わせた適切なサイズ選択が重要です。
- 用途の明確化:主にどのような用途で使用するかを明確にし、それに適したモデルを選択しましょう。
- 予算設定:本体価格に加え、必要な付属品(ライト、鍵、ヘルメットなど)の費用も考慮に入れる必要があります。
メンテナンスのポイント
- 雨風が凌げる場所での保管
- 定期的なタイヤ空気圧のチェック
- チェーンの清掃と注油
- ブレーキパッドの摩耗確認
- ボルト類の緩みチェック
まとめ
クロスバイクは、初心者から上級者まで幅広いライダーに対応する万能な自転車です。
選び方のポイントを押さえつつ、自分の用途や好みに合ったモデルを選ぶことで、快適で楽しいライディング体験を得られるでしょう。
この記事を参考に、ぜひ自分にぴったりのクロスバイクを見つけてください。
おすすめ記事へ
記事作成者|今田イマオ

この記事では、初心者にも分かりやすい情報を提供することを心がけました。
クロスバイクの選び方を迷っている方にとって、価値あるガイドとなることを願っています。
【キャリア概要】
自転車メディアで編集長を務めた後、SEOを考慮したコンテンツ制作を得意とするディレクターとして、2019年4月に株式会社自転車創業に入社。現在、フリーランスとしてライティングから動画編集、出演まで、総合的なメディアコンテンツのディレクション実績1000本以上の制作に携わるマルチプレイヤーとして活躍中。
【専門分野】
- SEO最適化コンテンツ制作
- ライティングおよび動画編集
- マルチプラットフォームでのコンテンツ展開
- 自転車業界でのインフルエンサー活動